軟水装置の仕組み

以前まとめた水処理装置の話で、この簡易図を示しました。
水処理装置
軟水装置についてちょっと補足をします。

まず軟水の定義ですが、日本ではカルシウムとマグネシウムの量が1リットル当たり177mg硬度178以下の水の事を指します。
その為、軟水装置では主にカルシウムとマグネシウムを軟水樹脂に吸着して取り除いています
当然ですが、この樹脂は、そのまま使い続けると補足力が低下していきます。
その為、「軟水樹脂再生工程」が行われています。
これは、NaCLを流す事でその補足力を回復させる工程です。

具体的には以下の反応式となります。
軟化反応:2(R-)Na + CaCl2(R-)Ca + 2NaCl
再生反応:2(R-)Na + CaCl2(R-)Ca + 2NaCl
 *R- はイオン交換樹脂の事

矢印を反対にしただけですが、この軟化反応と再生反応を繰り返す事で、軟水装置を繰り返し使用できています
再生反応は透析を行っていない時間帯に行われます

ただイオン交換樹脂は、徐々に劣化していくので、入れ替えたり、補給が必要になります。
目安は年間5%程度全量交換は2〜3年とされています。
樹脂が磨り減って小さくなるとイメージすれば良いでしょうか

ウチで以前、磨り減りすぎてフィルタ内に付着した事がありました
まぁ・・・水処理装置のメンテを何も考えてなかった為ですけど・・・
今でもほとんど考えていないですね・・・コストの問題で・・・

参考・引用文献

血液浄化装置メインテナンスガイドブック :監修:日本医工学治療学会、編集:阿岸鉄三、川村明夫、峰島三千男、出版社:秀潤社

第15回日本HDF研究会

先週の土曜から日曜日の二日にかけて第15回日本HDF研究会が、お隣の徳島で開かれていました。
隣の県だし、行きたいなぁと考えていたのですが・・・
参加費と交通費と我が家の家計を照らし合わせて見送りとなりました・・・トホホ。
仕方ないので、本出たら買う事にします。
とりあえず業者さんが持ってきてくれた抄録だけ貰って返ってきたので眺めてます。

なんだか間歇補液透析の話がちらほらありますね。
透析中に定期的に補液を行うような方法なのですけど・・・流行なのかしら?
あとは透析液清浄化関連がやはり多いでしょうか。
ランチョンセミナーの「大分子尿毒素」がちょっと気になりますが、さすがに載ってない・・・残念。
おとなしく本が出るのを待つかな。






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腎臓再生

毎日新聞社のニュースにこんなのがありました。

腎臓再生:ネコの体内で ブタの細胞利用し 人工臓器に道
http://mainichi.jp/select/today/news/20091122k0000m040113000c.html

要約しますと、ネコの「間葉系幹細胞」を、ブタの腎臓の基となる細胞「腎臓原基」に注入し、ネコの体内で腎臓の組織を再生したとの事。
自治医科大や東京慈恵会医科大などの研究チームからの報告だそうで、ヒトの細胞を使えばヒトの人工臓器に応用できる可能性を示しています。

ブタの細胞に注入した後にヒトの体内に戻すということかな?
実際に実用化されるまでにはまだまだ長い時間がかかりそうですが、今後に期待できるでしょうか。






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水とはなにか

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著者:上平 恒
出版社:講談社

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勢いあまって2冊目を購入しました・・・
こっちの方が「水の分子生理」よりも理解しやすいかもしれないですね。
基礎的な内容から話が始まる感じです。
これを読んでから入ろうかと考えています。
水に溶けるとは何かという事も書かれているので面白いです。






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寒くなってきましたねぇ・・・

季節の変わり目は色々気にかかります。
暖房・冷房はどうするか、ホットパックをどれだけ用意するかなど、透析室内の事はもちろんですが、RO装置を気にしています。

ウチは配管の都合上、RO装置の給水温が季節によってかなり変動し、必要に応じて給湯器で温度調整をしています。
気温の変化と装置内の表示温度の変化を経時的にを観察しています。
水温が変わるとRO膜を透過する水量、水質が変化するので注意を要します。
簡単に言うと水温が下がれば水質が下がり透過水量が少なくなります
水温が上がると逆で、水質が上がり透過水量が多くなります
その為、水温が下がりすぎないように注意しないと、水が足りなくなってしまう危険性があります。
逆に温度が高すぎると、水量は上がりますが、水質が上がります
これはまぁ、水以外の電解質や不純物が多くなると考えれば良いでしょうか
なので、低すぎず高すぎずという温度にコントロールしています。

ま、基本的には昨年のデータを推移を見るとある程度予測が立てられるのですけど・・・
予測はあくまで予測なので、水温を日々チェックします。






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