FC2ブログ

IGF-1

『インスリン様成長因子(IGFs:Insulin like Growth Factors)』というポリペプチドがあるそうで・・・
セルロース膜とPMMA膜を栄養指標で比較した、片群80名ほどのランダム化試験の論文を見返していて、気になりました。

「IGF-1」で論文検索をかけるといくつか出てくるのですけど、どうも早期栄養評価?に使えるのではないか、という内容ですね。
この論文でも栄養指標として持ち出している感じです。
結果的にはアルブミンほどのファクターではないのかな。
PMMA膜の方が高めになってはいますけど、どんな意味があるのかはよく解らないですね。

このIGF-1というのは、インスリン様効果を示したり、人体の様々な細胞に影響を与えて細胞成長とかDNA合成を調節するんだそうです。
最近では、前立腺癌や乳癌の細胞成長をも刺激すると解りつつあるんだそうで・・・
加齢にも関わってるとか。

そういう話を見ると、あんまり高すぎるのも良くないような印象を受けますが、どうなんだろう・・・
ある程度高い方が良いのであれば、早期栄養指標として使えるのかもしれません。
もっと、IGFに注目した論文読んでみないといけないですね。
ところで、どれくらい検査コストかかるんだろうか・・・?
あんまり高いとルーチン検査としては組み難いですよね。



にほんブログ村 病気ブログ 腎臓・尿・膀胱の病気へ

にほんブログ村
スポンサーサイト



ABIの脈派

ABI/PWVについて以前書きましたが、補足を。

業者さんから『ユーザーズガイド』なる冊子を頂きました。
軽く目を通してみたのですが・・・なるほど。
今まではABIとPWVくらいしか見てませんでしたが、それではいけないようですね。

検査結果が印刷された紙を見ますと、脈派形や心電図の情報もあります。
その中で脈派の波形について。
いまいち何がいいのかよくわかりませんでしたが・・・
冊子で解りやすく紹介されていました。

どうもこの波形が上に尖ったような形であれば、動脈硬化が進行している事を表わし、逆に低ければ狭窄や閉塞がある事を示しているんだそうです。
また、ABIの値が正常範囲でも、派形が先行して動脈硬化を表わす事があるようです。
そうなると、ABIやPWVの値だけでは判断できない、という事になりますね。

心機能についても興味深い話がありましたが・・・また次の機会に。


にほんブログ村 病気ブログ 腎臓・尿・膀胱の病気へ

にほんブログ村

鉄関連の検査

鉄の指標って解り難いというか、色々あって混乱しそうですね。

通常、血清中の鉄はトランスフェリンの3分の1と結合し、残りは未結合で存在します。
不飽和(未結合)のトランスフェリンと結合し得る鉄量をUIBC(Unsaturated Iron Binding Capacity:不飽和鉄結合能)といい、コレと血清鉄を足したものがTIBC(Total Iron Binding Capacity:総鉄結合能)とされています。
また、「血清鉄÷TIBC×100」で求めるTSAT(Transferrin Saturation:トランスフェリン飽和度)というのも鉄の評価に利用されます。
更に貯蔵鉄の指標としてフェリチンが使われています。

とまぁ・・・ざっと上げるだけでも、血清鉄、トランスフェリン、UIBC、TIBC、TSAT、フェリチンと6つですか。
腎性貧血のガイドラインでは、TSAT 20%以下、および血清フェリチン濃度100ng/mL以下を鉄補充の開始基準としています。

が、TSAT 20%以上で血清フェリチン濃度100ng/mL以上であると鉄過剰であるとする考えがあり、この場合、鉄欠乏状態はTSATが20未満、かつ血清フェリチン値が 60 ng/mL 未満であることとされています。
そして、鉄飽和率が 20% 以上で血清フェリチン値が 60 ng/mL 未満であるなら、これは理想的な鉄欠乏状態であるとしています。
この理想的な鉄欠乏については、『透析百科』に解りやすい図式があるので、其方を参照下さい。

検査項目は色々あるんですが、TSATとフェリチンが主体的に利用されているというところでしょうか。

引用・参考文献
血液浄化療法ハンドブック改訂第5版:編集:透析療法合同専門委員会、出版社:協同医書出版社




にほんブログ村 病気ブログ 腎臓・尿・膀胱の病気へ

にほんブログ村

赤血球内クレアチン

『ハイパフォーマンスメンブレン'07』で、赤血球内クレアチンというのを測定して、APS-Eによる貧血改善は赤血球寿命が延長したのではないか、という話がありますね。
気になって調べては見るんですが、いまいちヒットしません。

ただ、赤血球内クレアチンは、網状赤血球では検出できないレベルの造血亢進を検出、脾機能亢進にともなう軽微な造血亢進の指標として利用できるのではないかと、考えられている様です。
網状赤血球というのは、赤血球になる手前の未熟な状態のもので、2日以内に成熟した赤血球になります。

これ以外にも、赤血球の寿命は、RI(Radioactive Isotope:ラジオアイソトープ、放射性同位元素)で標識した後、投与して血中の放射活性を観察すると分かる様です。
ただこちらは、ちょっと手順がややこしそうですね。

赤血球内クレアチンを測定して赤血球の寿命が判定できるならありがたいですが、実際どうなのでしょう・・・
まだ基準というか、見方というか、判定基準は確定していないのですかね。



にほんブログ村 病気ブログ 腎臓・尿・膀胱の病気へ

にほんブログ村

MCV、MCH、MCHC

MCV(Mean Corpuscular Volume:平均赤血球容積)、MCH(Mean Corpuscular Hemoglobin:平均赤血球色素量)、MCHC(Mean Corpusculra Hemoglobin Concentoration:平均赤血球血色素濃度)というのはいずれも貧血の種類を分ける検査項目になるようです。

MCVは、『ヘマトクリット値÷赤血球数×1000』で計算され、赤血球1個当たりの容積の平均値を示し赤血球の大きさの判断に使われます。
MCHは『ヘモグロビン値÷赤血球数×1000』で計算され、赤血球の1個あたりのヘモグロビン量の平均値を表わしています。
MCHCは『(ヘモグロビン値÷ヘマトクリット値)×100』で計算され、個々の赤血球の容積に対する血色素量の比を%で表したもので低色素性、高色素性の程度を推測できるそうです。

MCVMCHから下図の様に推測されます。
mcvmch

●正常、無いし正球性正色素性貧血(MCV、MCHが共に正常)
貧血が無いか、あるいは赤血球1つあたりに含まれるヘモグロビンの量は変わらないが、赤血球数が減り結果として全体的なヘモグロビン濃度が下がっている状態を示します。

●小球性低色素性貧血(MCV、MCHが共に小さい)
赤血球数はあまり変わらないか多少増えるが、大きさが小さくなってその中に含まれるヘモグロビンの量が減り全体としてヘモグロビン濃度が下がっている状態を示します。
緩やかな出血が持続した場合や、鉄欠乏性貧血、慢性炎症に伴う貧血がコレにあたるようです。

●大球性高色素性貧血(MCV、MCHが共に大きい)
赤血球の大きさが大きくなり1つあたりに含まれるヘモグロビンの量が増加するにもかかわらず、赤血球数の減少が著しく結果としてヘモグロビン濃度が下がっている状態を示します。
ビタミンB12や、葉酸欠乏性貧血がコレにあたるようです。




にほんブログ村 病気ブログ 腎臓・尿・膀胱の病気へ

にほんブログ村
FC2カウンター
FC2プロフ
最新記事
RSSリンクの表示
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
ブクログ
Twitter
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Gremz