FC2ブログ

レストレスレッグに対する薬物療法

透析百科』では、「クロナゼパム」が有効という報告があると記述され、経験的には「黄連解毒湯」も良いのではないかという記載ですけど・・・
本年1月にビ・シフロール(一般名:プラミペキソール)が保険適応を取得したそうな。
今頃になってm3.comで記事を・・・(汗)
試しに資料請求してみましたが、さてどんな資料が届くのか。

記事中ではその作用機序が書かれていません。
評価しているスコアは存じませんが、グラフで見ると結構違いがある様な印象ではあります。
そういえば、レストレスレッグ症候群についても『臨牀透析』で触れられていたなぁ・・・

そろそろ1年ですけど、どれくらい需要があるんだろう・・・?
ただ、レストレスレッグ症候群の診断自体はまだ主観的な感じで、客観的ではない印象ですね。
そうすると、適応基準そのものが割りと曖昧なのでは?、という気もします。


にほんブログ村 病気ブログ 腎臓・尿・膀胱の病気へ

にほんブログ村
スポンサーサイト



エリスロポエチンの必要性?

『長時間透析と限定自由食』の中で、自身の腎臓ないし、肝臓から分泌されるエリスロポエチンを利用し、ESA製剤を使用せずに、十分な透析と食事摂取で貧血を改善させる為には7~8時間必要、と述べています。

私的には、長時間透析に限らず、高頻度透析やHDFによっても何かしら改善がみられるんじゃないかと思うのですが・・・

ともあれ。
十二分に透析量を確保できればESA製剤は必要なくなる、という事なのでしょうね。
或いはかなり減量できる、か。

仮に、中~大分子量物質の除去で改善されるのであれば、ダイアライザによって違いが出てもおかしくはないですね。
それに関係している確証はないですが、EVAL膜を3ヶ月使用した二人はHb値が13前後まで上がっていました。
β2-MGはほとんど抜けていないですが・・・
α1-MGあるいは、アルブミンと同等の分子量物質が何かしら関連しているとすれば、適当なアルブミンリークは有効なのかも?
とすれば、EVAL膜以外でALB除去ができる膜を何とか使いたいですね。



にほんブログ村 病気ブログ 腎臓・尿・膀胱の病気へ
にほんブログ村

抗生剤の有効濃度

抗生剤の話で思い出したのですが、以前、ウチに非常勤で来られていた医師の方と抗生剤の投与設計に携わった事があります。
まぁ・・・結果的には上手くいかなかったのですけど、良い経験でした。

その先生の話を要約するとこうなります。
抗生剤には、大雑把に風邪薬といえば解りやすいでしょうか、2種類あるそうです。
一つは、例えば風邪の原因となった細菌に対して殺菌効果を表す為に、ある程度高い血中濃度で効果を発揮する濃度依存型
もう一つはある程度以上の血中濃度を長期的に保つ事で細菌の増殖を抑える時間依存型

前者投与時の血中濃度がある程度高い濃度になるように投与設計し、後者消失速度に合わせ、血中濃度がある濃度に減少した時点で投与するという感じになります。

ここで薬物濃度の変化を、大雑把なグラフにすると下図の様になります。
あくまでも例です。
TDM
こちらは濃度依存型
ある程度高い濃度を目標に、血中濃度が低下する毎透析後に投与されています。
ちなみに、投与量が毎回同じとは限りません。

TDM2
こちらが時間依存型
ある程度低い濃度に下がるまで、投与せずに待ちます。
この場合、3回目の透析である濃度を下回った為、2回目の投与をしています。

この「ある程度低い濃度」というのは、MIC(Minimum Inhibitory Concentration:最小発育阻止濃度)と呼ばれる値です。
要は、この濃度を下回ると効力を発揮できない、という事になるでしょうか。

3日続けて飲むと1週間くらい

自分が携わったのは時間依存型についての投与設計です。
続きは次回に。



参考・引用文献
透析患者への投薬ガイドブック:監修:岸本武利、編著:平田純生、出版社:じほう




にほんブログ村 病気ブログ 腎臓・尿・膀胱の病気へ
にほんブログ村

脂溶性薬剤における蛋白結合率の変化

基本的に、腎機能障害があると水溶性の高い薬剤の血中消失半減期は延長し体内に蓄積しやすいと考えられ、脂溶性が高い薬剤は半減期が延長しないと考えられます。
しかし、蛋白結合率の高い薬剤においてはその限りではありません
特に肝クリアランスが低く、分布容積も低い場合は顕著半減期が短縮するようです。
この理由としては、蛋白結合していない非結合型薬物のみが代謝され、排泄される為だそうです。
逆に分布容積が高い薬物の場合、蛋白結合率が低下する事で、分布容積が高くなり、半減期は変化しないようです。

蛋白結合率が低下する原因としては、尿毒性物質の蓄積により、薬物との蛋白結合が競合的に阻害されるという事や、アルブミンの構造変化、あるいは血漿アルブミン濃度が低下している場合は、それが原因と考えられています。
蛋白結合を競合的に阻害する物質としてはインドキシル硫酸、馬尿酸などが関与していると報告されています。
これらの変化は、酸性薬物にみられるようです。

塩基性薬物の場合は、アルブミンよりもα1-酸性糖蛋白質(AAG)と強く結合するため、腎機能障害によって血漿AAG濃度が上昇し、むしろ蛋白結合率が高くなる場合もあるようです。

参考・引用文献
透析患者への投薬ガイドブック―透析と薬物療法:監修:岸本武利、編著:平田純生、出版社:じほう






にほんブログ村 病気ブログ 腎臓・尿・膀胱の病気へ
にほんブログ村

ADMEのE

「ADME」の『E』である「排泄」について。

排泄の基本として、脂溶性薬物は肝臓で代謝される事で血中から消失し、その代謝物が腎から排泄され、水溶性薬物はそのまま腎臓から排泄される事により血中から消失します。

薬物の除去能力は「クリアランス」で表わされます
このクリアランスは、単位時間あたりに体内から薬物が減少する速度の薬物血中濃度に対する割合です。
一般に、肝臓での代謝による減少を表わす肝クリアランスと、腎臓からの薬物排泄を表わす腎クリアランス足したものと考えます。
腎クリアランスは糸球体濾過率とほぼ等しいと考えられます。
脂溶性が高くなるほど肝クリアランスの影響を強く受け、水溶性になるほど肝クリアランスの影響を受けにくくなって腎クリアランスに依存するようになります。
つまり、透析患者さんでは基本的に、水溶性薬物は減量が必要となりますが、肝機能に問題が無ければ脂溶性薬物の減量は必要がないという事になります。


薬物の消失については、血中消失半減期(t1/2)というパラメータが使われます。これはある薬物の濃度が半分に減少するまでに要する時間を意味し、体内から薬物が排泄される目安として使われています。
半減期が長いと薬効が延長し、副作用が生じた場合にはそれが長く続く事を意味します。
そして、この半減期は、薬物の分布容積が大きくなれば延長し、クリアランスが大きくなれば短縮します。


参考・引用文献
透析患者への投薬ガイドブック―透析と薬物療法:監修:岸本武利、編著:平田純生、出版社:じほう

FC2カウンター
FC2プロフ
最新記事
RSSリンクの表示
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
ブクログ
Twitter
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Gremz