スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

HDFの費用対効果

ハイパフォーマンスメンブレン研究会で配布されていた「Blood Purification」に載っていた英文を拝読。
気になって手に取ったのに、鞄で眠ってました・・・失礼しました。
タイトルは「Cost-Effectiveness Analysis of On-Line Hemodiafiltration in Japan」です。

24症例、かぁ・・・
同意が得られなかったのでしょうかね?
観察研究だと、同意を得やすそうな気もしたのですが・・・

疑問に感じた点として、統計解析は"Wilcoxon rank sum test"(ウィルコクソンの順位和検定)とノンパラメトリックな検定を用いているのですが、グラフの表記がmean±SDとなっている所。
中央値と箱髭図で示すと印象が違うと思うのですけど、どうなんでしょう・・・?
症例数を考えると、箱髭図では変になってしまうんでしょうかね。

もう一点。
Fig2で「EQ-5D/dialysis session」のグラフが示されているのですが、これって透析一回当たりのQoLを評価して、それをまとめたデータでHDとHDFを比較されている、という解釈でいいのかな
ん〜、それって意味があるんでしょうか・・・?
例えば、経時的な変化で比較するとかなら分かる様な気もしますが・・・はて?という気持ちです。
透析一回当たりでQoLを評価して4週分?を、ひとまとめに評価している事に疑問を感じます。

糖尿病性腎症の患者がHD群のみ、というのも少し気になりましたが、アウトカムがQoLで、評価期間が短い事を考えると影響は薄いかな?、と思います。

HDよりHDFの方が費用対効果が高いという所は、何となく共感できる部分ですが、長期的な関連症状の発生頻度とかに焦点を合わせると、もっと大きな金額差になったのかな?とそんな事を感じました。


話を変えて。
費用対効果を評価するのに適した研究デザインってなんだろう?というのを考えさせられる論文ですね。
疑問のカテゴリに応じて最適な研究デザインがあるというのはICR webで学びましたが・・・
例えば、治療効果であればRCT(ランダム化比較試験)となり、予後であればコホート研究となるので、本論文の様に費用対QoLだとどうなんだろう・・・?コホート?
やはり「効果」の部分を何に設定するかによって変わるのかなぁとひとまず考えました。


論文
Tomoyuki Takura, Hideki Kawanishi, Jun Minakuchi, et al : Cost-Effectiveness Analysis of On-Line Hemodiafiltration in Japan. Blood Purif 35(suppl 1) : 85-89,2013.




にほんブログ村 病気ブログ 腎臓・尿・膀胱の病気へ

にほんブログ村

コメント

非公開コメント

FC2カウンター
FC2プロフ
最新記事
RSSリンクの表示
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
ブクログ
Twitter
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Gremz
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。